本プロジェクトのメンバー構成は、以下の点に配慮した構成となっている。
- 京都大学をハブとして、ヨーロッパ、アメリカ、カナダのハイレベル学術機関の研究者が構成する国際チーム。
- 女性研究者が極めて少ない哲学思想研究領域で、京都大学の女性研究者が国際ネットワークを主導する運営体制。
- 文化の境界性や周縁性へのまなざしとコスモポリタンマインドをもつ他文化経験者を含むチーム構成。
- 日本・アジアと英米の比較教育を行う白眉プロジェクトのアメリカ人若手教員や、バイリンガルの博士課程大学院生を加えることにより、長期的研究発展の道筋をつなぐ。
- 人社系分野の研究歴と在外経験をもつURAがブレーン、ハブとして積極的役割を果たすことにより、国際化における京都大学の研究力強化にURAを先駆的に活用する体制。
名前 | 所属(※プロジェクト当時) | 役割 |
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齋藤直子 | 京都大学大学院教育学研究科・准教授 |
◎プロジェクト総括 研究代表者 研究分担:教育哲学 役割:日英米哲学・教育哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:(1)おとなの教育としての哲学 (2)アメリカ哲学と「翻訳としての哲学」 |
上原麻有子 | 京都大学大学院文学研究科・教授 |
研究分担:哲学 役割:日仏哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:(1)京都学派の哲学と翻訳(2)日仏比較文化 |
森純一 | 国際交流推進機構・機構長、教授 |
研究分担:国際教育 役割:各国ネットワーク拠点との連携強化 研究テーマ:(1)高等教育の国際化(2)開発経済学 |
Jeremy Rappleye | 京都大学白眉センター(教育学研究科所属)・准教授 |
研究分担:比較教育 役割:アメリカとアジアの比較教育ネットワークのハブ 研究テーマ:アジアの教育と社会における移動・翻訳・変容 |
Paul Standish |
ロンドン大学教育研究所・教授 ロンドン大学教育研究所哲学センター・センター長 |
研究分担:教育哲学 役割:ヨーロッパ教育哲学・哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:(1)英米分析哲学とヨーロッパ大陸哲学の架橋 (2)受容的―応答的―女性的言語と<他なるもの>への思考転換 |
Sandra Laugier | パリ第一大学哲学部・教授 |
研究分担:哲学 役割:ヨーロッパとアメリカの双方向的思想交流のハブ 研究テーマ:(1)欧州と米国を越境する哲学(2)日常言語哲学と翻訳(3)女性性と哲学 |
Megan Laverty | コロンビア大学ティーチャーズカレッジ・准教授 |
研究分担:教育哲学 役割:教育哲学のコスモポリタンネットワークのハブ 研究テーマ:(1)移民性と女性性のまなざしからの他文化理解(2)対話のアートとしての翻訳 |
Gordon Bearn | リーハイ大学・教授 |
研究分担:哲学 役割:アメリカ哲学とヨーロッパ哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:ドゥルーズのヨーロッパポスト構造主義の言語哲学と翻訳 |
Claudia Ruitenberg | ブリティッシュ・コロンビア大学・准教授 |
研究分担:教育哲学 役割:北米大陸とヨーッパの教育哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:カナダの多文化的文脈における翻訳不完全性と言語教育 |
Sami Pihlström |
ユヴァスキュラ大学・教授 ヘルシンキ大学ヘルシンキ高等研究院・所長 |
研究分担:哲学 役割:北欧とアメリカの哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:(1)周縁からの他文化理解(2)アメリカ哲学と翻訳・超越 |
Graham Parks | ユニバーシティ・カレッジ・コーク・教授 |
研究分担:哲学 役割:アジアとヨーロッパの比較哲学ネットワークのハブ 研究テーマ:ヨーロッパ大陸哲学と日本・中国思想との比較哲学 |
朱燁 | 京都大学院教育学研究科・博士課程後期 |
研究分担:教育哲学 役割:アジアの若手教育哲学ネットワークハブ 研究テーマ:(1)日中バインリンガルの視点からみた「翻訳としての哲学(2)デリダのヨーロッパポスト構造主義の言語哲学と翻訳 |
浅井健介 | 京都大学院教育学研究科・博士課程後期 |
研究分担:教育哲学 役割:日本の若手教育哲学者ネットワークハブ 研究テーマ:グローバル化の時代における大学教育とデリダ、ベンヤミンの翻訳論 |
荒井祐介 | 京都大学吉田地区URA室・リサーチ・アドミニストレーター | プロジェクトコーディネート |