京都大学では、平成25年度より、研究大学強化促進事業の一環として、国際化の推進、未踏領域・未科学への挑戦、イノベーションの創出を加速させるため、学際・国際・人際融合事業「知の越境」融合チーム研究プログラム(SPIRITS:Supporting Program for Interaction-based Initiative Team Studies)が開始されました。
SPIRITSには「国際型」と「融合型」の2つのタイプがありますが、今回、「国際型」として、「『翻訳としての哲学』と他文化理解:双方向的国際化に向けた哲学と教育の学際研究」(研究代表者:齋藤直子)が採択されました(平成25~26年度)。SPIRITS国際型の目標は、海外研究組織・研究者との国際共同研究形成等に向けた新たな取り組みや企画を推進することにあります。そのために、本学研究者を中心に海外機関の研究者等との研究チームを形成し、研究プロジェクトを積極的に遂行していきます。
「『翻訳としての哲学』と他文化理解」プロジェクトでは、このSPIRITSの支援をベースに、ロンドン大学教育研究所やヘルシンキ大学、パリ第一大学、コロンビア大学、ブリティッシュ・コロンビア大学などの研究者との連携を構築・発展させて、「翻訳としての哲学」を通じた他文化理解への思考様式の転換を目指す哲学と教育の学際研究を開拓します。
今後、「『翻訳としての哲学』と他文化理解」プロジェクトの活動や成果について、本ホームページ上で積極的に情報発信を行っていきます。